12月9日、母からの手紙。
父が末期癌で余命3ヶ月、と記してあった。
胃から肝臓に転移して、肝臓の方が手の施しようがないとの診断。
涙があふれるように零れ落ちてきた。
ああ、こんなにも父への愛が自分に存在していたことを改めて自覚した。
12月14日、およそ3年ぶりに実家に顔を出す。
父はかなり痩せてはいたけど、血色は良く末期癌患者には見えない。
担当の看護師さんにも同じことを言われたと、母が言っていた。
ギリギリまで自宅で過ごすとのことだけど、市の医療センターがかなり充実していて手厚くサポートしてくれるとのこと。
色々と話したけど、父も自分の天命として受け入れているので、残された時間を普段通生きていくとのこと。
親の最後を看取るのは運命故避けることは出来ないけど、こういった形で訪れることになろうとは夢々思わなかった。
今度は正月に顔出すので、どうか元気でいてください。